加重収賄容疑看守告発 受刑者家族からホテル代(徳島刑務所)
徳島刑務所は28日、受刑者と家族の連絡を取り次ぎ、ホテル代を支払わせるなどしたとして、加重収賄容疑で同刑務所処遇部の主任看守(37)を徳島地検に告発、懲戒免職処分とした。
同刑務所によると、主任看守は昨年7月から今年2月、禁止されているのに30代の受刑者に父親らの伝言を電話で取り次いだり、検閲を通さず手紙のやりとりをさせたりし、謝礼などとして1月上旬、父親にホテルの宿泊代や飲食費計数万円を支払わせていた。連絡の取り次ぎは計200回以上になるという。
主任看守はこの受刑者に菓子や薬を与えたほか、別の50代受刑者への連絡も同様に取り次いでいたという。 主任看守は袋詰めなどをする工場の監視担当。受刑者は工場で作業していた。主任看守は「頼み込まれて取り次いだところ、上司に報告すると脅され、続けてしまった」と話しているという。(共同通信) - 4月28日20時38分更新
看守の言い分(脅された)はにわかに信じがたいですが、受刑者がどのような人物なのかがわからないと、このニュースの価値も半減しますね。
たとえば、暴力団のトップとか、その筋のひとなのか。そうであれば、まさに特別待遇をしていたわけで、厳しく断罪されるべきだと思います。もちろん、そうでなくても駄目なものは駄目なんですが。
しかし、1度や2度の取り次ぎならともかく、200回以上というのは、たんなる癒着とかそういう問題を超えてますね。内部の管理体制はどうなっていたのか、あるいはそもそも、刑務所ぐるみでこういう現象があったのではないかなど、考えるところは多そうです。
こういうニュースこそ、今後の続報を期待したいものです。