なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 デート商法が自殺原因と認定(読売新聞)

 訴えていたのは、仙台市宮城野区のアルバイト男性(当時25歳)の両親。

 判決によると、男性は2000年4月、同社の女性従業員から電話でJR仙台駅前に呼び出され、ダイヤの指輪を購入するなど、2002年11月までに宝石類計6点(約650万円相当)をローンで買わされた。最後に購入したダイヤのブレスレットについては、無条件で契約を解除できる「クーリングオフ」を申し出ていたが、同社から撤回を求められ、同月中旬に自宅車庫で自殺した。

 小野裁判長は「女性従業員が親しげに話すことで、(男性は)契約締結の雰囲気にのみ込まれた」と指摘。さらに「男性はクーリングオフのはがきを送付したが、同社従業員らは男性宅に電話するなどして撤回させようとした」と認定し、「一連の行為は不法行為に当たり、自殺との因果関係は認められる」とした。

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000301-yom-soci

 デート商法、まだまださかんなのかもしれませんね。
 最近は、なかなか未婚の男性も増えてきたし、こういう悪徳商法が跋扈してますね。小職が扱った事件では、結婚相談所だと思って申し込んだら、じつは高額な(だけど粗悪な)宝石を売りつけられたというものもありました。「結婚のときに必要になりますよ」とかいうんですよね。そんなものもらっても女性も喜ばないとおもうのですが・・。
 デート商法ではありませんが、一時期、近所の駅ビルの改札のすぐ近くに、変な宝石店ができたことがあって、可愛いお姉さんが、「すいませ〜ん」とかいって声をかけ、若い男性を巧みに誘うという商売をやっていたことがありました。その店は、若者だけをターゲットにしており、おっさんは相手にしていませんでしたので、とある弁護士と一緒にそこを通ったとき、どちらが声をかけられるか賭をしました(もちろん、声をかけられたほうが勝ちね)。まあ、小職が余裕で勝ちましたが、よく考えると、単に気の弱そうなヤツと思われただけかも・・。