なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

浅倉卓弥・四日間の奇蹟

 やっと読み終わりました。導入部分は説明がくどいように感じましたが、中盤からはもう一気に読めました。
 感想は、みなさんがいろいろなサイトで書いておられるのと、そう大差はありません。もちろん、いい意味で、ということです。ラストはちょっぴり(かなり)悲しく、切ないものになっていますが、それが単なる悲しみや絶望で終わらずに、次の希望や勇気に繋がっていくところは感動的です。
 読んでない方には、何のことかわからないでしょう。ぼくも、読む前はそうでした。絶賛に近いコメントがサイトにあふれていますが、評者がその言葉に込めていた意味が、読み終わってようやくわかったように思います。最近、この本ほど、読んだ感想を他の人と語り合いたいと思ったことはありませんね。
 そういう意味では、考えさせられるところもたくさんある、奥行きの深い作品だと思います。