なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 渡辺オーナー辞任(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040813-00000111-yom-spo

巨人軍が今秋のドラフト自由枠での獲得を目指していた明治大学一場靖弘選手を巡り、昨年12月、スカウト活動の責任者である吉田孝司編成部長から三山代表に、「他球団の攻勢が強く、獲得交渉を有利にするため対策を講じたい」との相談があった。これを受けて土井社長と三山代表が現金を渡すことを許可し、吉田部長が同月から今年7月までの間、数回にわたり、食事代や交通費、小遣い、餞別などとして現金計約200万円を一場選手に手渡した。
 一場選手への現金授受の事実は、最近になって読売新聞グループ本社に外部から情報が寄せられ、巨人軍が調査を行った結果、判明した。一場選手は13日までに全額を巨人軍に返還した。

 この時期に、どうしてこういう問題が表面化したか、ということのほうに興味があります。外部から情報が寄せられた、とあるのもよく分かりませんね。いずれにしても、この問題が表面化しなければ、ナベツネもやめることはなかったし、球団社長などもそのまましゃあしゃあとしていたんでしょうか。自民党橋本元総理の行動とダブるようなところがありますね。
 それにしても、ナベツネさんは、コメントで、「新たな決意をもって真摯に野球の発展に力を注いでいく所存です」などと言っておられます。これをきっかけに、読売オーナーという立場を離れ、フリーハンドを手に入れたともいえなくもないわけで、今後の氏の行動は、引き続き、ウォッチしておく必要がありそうです。
 そもそも、現在のようないびつなドラフト制度を作り上げたのもナベツネ自身であって、過去、読売に入団した選手たちも、今回のような金員を受け取っていたことは想像に難くないわけです。まあ、選手たちが自発的に公表することは期待していませんが、カネにまみれた読売の球団も選手も、きちんとしたけじめをつけて欲しいものです。