なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

呉智英「読書家の新技術」朝日文庫(ISBN:4022604697)

高校時代に読んで感銘を受けたが、その後、本がどこかにいってしまい、そのままになっていました。そこで、文庫版を買い、20年ぶりくらいに読んでみました。読書カードの作り方などの「第2部 技術篇」では、さすがにアナログ感覚があふれていますが、「第1部 知の篇」や「第3部 ガイド篇」はそれほど古さを感じさせない内容で、ボールペンを引きまくってしまいました。
それにしても、彼の本は、これ以外には、1冊も読んでいないのですが、今でも結構、熱心なファンがいるようで、はてなのキーワードにもなっているんですね。
ちなみに、著者がまず薦めているのが、「探書手帳」を作ること。新聞の書評や広告欄をチェックして、買いたい本のリストを作ること。そうすれば、

何かの拍子に急に本を読む時間ができた時、最良の案内書となるからである。自分で自分用に作った案内書に勝る案内書が他にあろうはずがない。また、時々眺めているだけでも、どんな本が現在読まれるべき本なのかという読書界の流れもわかる。(116頁)

ということです。これだけは、高校時代からポチポチと続けており、現在は、h1937のメモ機能で同種のもの作っています。