なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

回転ドア事故:安全装置備えず(毎日新聞)

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040329k0000e040062001c.html
この痛ましいニュースには、同じくらいの子を持つ親としては、なんとも悲しい気分にさせられます。今回、北沢さんのところ(id:kaerudayo)経由で、いくつかのブログの記事に接しました。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/03/post_51.html極東ブログさん)
http://d.hatena.ne.jp/von_yosukeyan/20040328#p3(反資本主義活動等非常取締委員会さん)
など。
それを見て思ったことは、「一義的には、子供の安全は、親や付き添いの大人が考えなくてはならない」(極東ブログさん)のは当然のことであるけれども、果たして、今回の事件で、そのことを、いま、あえて指摘しておく必要性があるのか、ということです。
よけいなお世話だといわれそうだけども、今回の事件で、親や付き添いの大人の子供に対する安全配慮が足りなかったといえるだけの根拠があるのだろうか。親としても直前まで子供の手をつないでいたかもしれないし、荷物を抱えていて子供をすぐに追いかけることができなかったのかもしれない。当日のドア付近の混み具合もよくわからない。そういう状況で、子供の安全管理に問題があるかのように指摘する根拠を知りたいと思うわけです。一般論として子の安全に対する親の義務を説くのは気にならないが、それを本件に結びつけて、親の行動の落ち度に言及するかにみえる書き方には、ちょっと違和感を感じてしまうのでした。そういう意味では、取締委員会さん(長いので省略させていただきたく)の「雑感」に共感するところが多かったです。