なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

SL-C860へのPIMデータ移動

 さて、昨日購入したC860にPIMデータを移動して使ってみることにします。これまでは、基本的にclieのT600Cというモデルを使ってきました。ここに登録されているデータを、そのまま移動して使ってみます。
 まず、C860に同梱されているインテリシンクを使い、palm desktopのデータを移します。これは、マニュアルの手順どおりにやれば、間違いなく完了します。なお、マニュアルによれば、palm desktopからデータの移行はできるが、その後、同期をとり続けることはできないかのような記載になっています。しかし、試してみたところでは、同期をとることは簡単で、とくに支障もなさそうです。palm desktopの使い勝手にはほぼ満足していることから、このまま母艦用としてはpalm desktopを使い続けようと考えています。
 ところで、データを移行したあとの、PIMの挙動はどうでしょうか。小職は、大量のデータを入れると、アプリが重くて使い物にならないのではないかと心配していました。小職がclieに入れていたデータは、次の件数になります。

  1. スケジュール 1日平均4件として月100件、将来分で合計約500件
  2. アドレス 約350人分
  3. to-do 約200(←仕事、溜めすぎです)
  4. メモ 短いものばかり約200件

 これくらいを移行してみたのですが、とくに移行前のデータゼロ状態と比べて、重くなったという印象はありません。ただし、聞いていたとおり、アプリの起動はもっさりしています。パームのように、ボタンひとつで瞬時にアプリが立ち上がったり、切り替わったりすることはありません。たとえば、スケジューラを立ち上げるには、本体についている「スケジュール」ボタンを押すのが一番早いと思いますが、押してから、実際に画面にスケジュールが表示されるまで、1〜2秒のタイムラグがあります。慣れないと、ボタンの押し込みが弱かったと勘違いして、ボタンを連打することになりかねません。
 しかし、palmでも重いアプリは重いし、遅すぎて使えないというレベルではないので、当面は、この標準スケジューラを使い込んでいこうと思います。
 このほか、スケジューラ関連で気がついたことは次のとおりです。

  • スケジュールボタンの長押しで同期が開始されるのは便利。palmと似た使いごごちになります。ただし、同期の際には、母艦上のpalm desktopをいったん終了させておく必要があること、クレードルがないので、いちいちケーブルにつながないとならないことは、palmと比べると使い勝手が悪いと感じます。
  • スケジュールの表示方法は、1日、1週間、1か月とあります。1週間表示の際に、個々のスケジュールの内容が表示されず、予定の入っている時間だけが塗りつぶされて表示される方式は、あまり便利とはいえません。1か月表示の場合には、予定の一部が文字で表示されるのですから、1週間表示についても、改善の余地はあると思いました。そのため、メインに使うのは、1か月表示の形式になりそうです。
  • これはpalm系でも同じようなものですが、カスタマイズできる項目が少ないと思います。たとえば1か月表示の際、任意の日の背景色を変えられたり、予定そのものに色がつけられるとパッと見た際に便利だと思いますが、そのような機能はなさそうです。

 全体としては、液晶が精細で綺麗なこともあり、plamの予定表よりは、使う気にさせられます。ただ、C860のサイズがやはり多少大きく、ポケットからパッと出してパッと使うという、PIM本来の使い方にはなじみにくいようです。液晶が綺麗すぎるせいか、大事に扱わねばという気持ちが先に立ち、無造作にポケットや鞄につめこむことができないでいます。
 とりあえず、今回のレポートはこのくらいにしておきます。次(たぶん明日)は、アドレス帳の使い勝手を検証してみます。