なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

<捜査照会>裁判官が被告への心証回答 大阪府警に(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040111-00002090-mai-soci

 住宅改築費の支払いを巡る民事訴訟を担当した大阪地裁堺支部の裁判官(山形地・家裁に異動)が、被告の男を名誉棄損容疑などで捜査していた大阪府警の照会に「針小棒大に言う」などと心証を含めて文書で回答していたことが10日、分かった。男は同容疑などで逮捕、起訴された。裁判官が心証を明かすのは極めて異例。

 う〜む。こういうのも心証っていうのかなあ。一般的に「心証」というと事件そのものの勝ち負けの行方のことをいうと思います。まあ、裁判官が当事者のことをどう思っているかわかって面白いですね。裁判官は、いろいろな当事者や弁護士を見てきていますから、弁護士一人一人の評価もやっていそうですね。「あの弁護士がいうのなら無理だ」とか、その逆とか。弁護士が裁判官を判断しているように、裁判官から一目置かれるような弁護士でありたいとは思います。