なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

Sony Reader Storeの品揃えを見て思うこと

 急に電子書籍のことが気になって仕事が手につきません。
 とりあえず、Sonny Reader Storeの「社会・経済・法律」の一覧を見ると、957件の書籍がヒット。予想よりたくさんあります。
 そのなかで、ぼくが持っているものは、20冊でした。意外に少ない。もちろん、このジャンルの本は結構買っていて、部屋には本が溢れかえっていますが、その大半はまだ電子書籍化されていないということになりますね。
 また、すでに持っている20冊のうちには新書や文庫が多かったので、もし、これらを全部、電子書籍で購入していたとしても、それほどスペースの節約にはつながらない。また、それらが電子書籍になっていて、いつも気軽に電子本棚から取り出して読める状況にあると仮定しても、再読したいような本は限られているというのが実感。だったら、さっさと紙の本を捨てればいいのかもしれませんが。
 結局、電子書籍を思う存分楽しむためには、(1)新刊(とくに単行本)がすぐに電子書籍としてダウンロード出来ること、(2)レファレンスやノンフィクションなど資料性の高い本が入手しやすいこと、(3)価格も紙の本の3分の2くらいに押さえてほしいこと、が必須条件ですね。新書や文庫も大量になれば置き場所に困ってくるけど、すき間収納でなんとかなることが多い。単行本が文庫化されて、それからやっと電子化されるのでは、いかにも旬を逃したみたいで気持ちも良くないんで。
 palmやzero3のような懐かしい機種の本もたくさんラインナップされていて、それはそれで思い出として買っておいたり目を通すのは楽しいかもしれませんが、それはあくまでぼくらのようなマニアだから思えること。
 ちなみに、小説は電子書籍ではなく本で読みたい派です。本というひとつの物体が、それ自体でひとつの小さな宇宙のような気がするから。たとえそれが、『KAGEROU』のような評価の低いものであったとしても(読んでませんけどね)。