なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

庄原の大雨災害

 中国地方は16日、局地的な豪雨に襲われ、庄原市北部の河川で土石流が発生した。同市災害対策本部によると、17日午前0時45分現在で女性1人の行方が確認できないという。湯崎英彦知事は午後7時10分、陸上自衛隊第13旅団に災害派遣を要請し、自衛隊は約80人を現地に派遣した。

 行方不明になっているのは川北町の80代の女性1人。

 同市の午後5時40分までの1時間降水量は、観測史上最大の64・0ミリを記録。同市と県の両災害対策本部などによると、川北町を流れる大津恵川がはんらんし、土石流も発生したとみられる。民家3棟が流された、との情報もある。

地域・写真ニュース | 中国新聞アルファ

 昨日は、庄原市で法律相談があったため、午後4時まで庄原市内にいました。帰る直前になって空模様がおかしくなり、真っ黒い雲が上空を覆うようになりました。午後4時04分発のバスに乗り込んだころは、東(岡山県境に近いほう)で稲光が何度も見え、今にも雨が降り出しそうな気配でした。
 バスは定刻に発進し、そのまま西へ西へと向かったため、大雨には遭わずにそのまま終点まで帰れました。
 家に戻ると、家族から「無事に帰ってこれたね!」とびっくりされましたが、むしろ、こちらのほうが「いやあ、降りそうだったけど降らなかったよ」とかとぼけた回答をする始末。テレビで大事になっているのを知って、ものすごく驚きました。
 きっと、この日に相談に来てくださった方の中にも、災害が起きた地区あるいはその近辺に住んでらっしゃった方もおられると思います。そう思うと、なんだか自分だけさっさと安全地帯に逃げ込んできたような気がして、申し訳ないような思いがします。
 来月にはまた、相談のために同市を訪問します。そのときまでに状況が良くなっていることを祈ります。
 こうしたとき、法律家としては誠心誠意、聞かれたことにアドバイスすることしかできないというのが、なんとなくもどかしいところです。