なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

3大がっかり当選者

 「3大がっかり観光地」というのは、札幌の時計台。高知のはりまや橋。あと一つがどこだったかは忘れました。
 そして、今回の参院選の「3大がっかり当選者」を独断と偏見でノミネート。1位から発表します。
 1位は、ほとんど異論を見ないと思われる、谷亮子。柔道に専念してください。2位は、三原じゅん子。区議くらいが似合っているのではないでしょうか。そして3位。異論やブーイングを承知で松田公太を大抜擢。スタバやタリーズをこよなく愛して入り浸っている身としては、松田公太のこの分野における功績は極めて大きいものがあると理解しています。しかし、そのことと、彼が政治家として向いているかどうかとは全く別。
 みんなの党にせよ、民主党にせよ、いま、求めているのは脱官僚。政治主導。それは要するに、官僚や公務員の知恵を借りずに政策を決定し、政治を行うということ。そうだとすれば、政治家に求められるのは、幅広い知識や見識、専門性というものではないでしょうか。彼ら3人(に限らないけど)に、そうしたバックボーンがあるとは思えないし、彼らがこれまで生きていた経験を活かして取り組むべき政治課題が、それほどあるとは思えない。
 もちろん、だれだって最初は初心者だし、それこそ2世議員や業界団体とのしがらみとは無縁の意思決定ができそうだという意味では、従来の枠をとっぱらった活躍ができる余地があるのかもしれません。幸か不幸か、その任期は6年もあるわけです。6年後に、予想を裏切るような実績や活躍を残してくれることを願ってやみません。