なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

下関 vs. 上関

 山口県の下関といえば、ふぐの産地として有名です。下関から瀬戸内海を東に行くと、上関というところがあります。中国電力原子力発電所を作ろうとしているところで有名になってしまいましたが、実は、ここも天然のふぐの産地として知られています。数年前、山口出身の同期の弁護士の案内で、ふぐツアーを組んでもらったのですが、そのときは用事で参加できませんでした。それ以来、「上関のふぐは下関より格段に旨いらしい」という情報が頭から離れませんでした。
 そうしたところ、上関からとりよせたふぐを扱っている店があるというのを教えてもらい、ホームページはあるが地図も電話番号も載せていないという隠れた名店で、ふぐをいただいてきました。下関あたりでは、ふぐを刺身で食べるときは、薄く切ります。それを絵皿の上に並べて、絵柄が透けて見えるのがオツだとされています。どうやら上関ではそんなことはしないみたいで、厚切りにして食べます。ふぐ本来の味わいや歯ごたえを存分に味わえるという点では、上関方式のほうに軍配が上がるのではないかと思います。その後も、ふぐの白子や雑炊などをいただき、堪能して帰宅しました。
 さすがにお値段が高いので、気軽に行ける店ではありませんが、実は家からもそう遠くないところだったので、こんどは鯛の季節にでも行ってみたいと思いました。