なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

「○○君」の名前をさらして何になる

 ぼくが初めて、○○君の名前を聞いたのはいつだったのか、もう記憶にありません。
 2chなんかで目に入ったのか、それとも、拘置所にいる別の被告人などから、「そういえば・・」という形で聞いてしまったのか、もう忘れました。それはどうでもいいことですが。
 あえて名前を書かなくても、「光市母子殺害事件の被告」といえば誰でも知っているわけだし、ここで実名を出して彼のルポを書くことにどれだけの意味があるのかよくわかりません。実名だったらルポとして優れていて、そうでなければ優れてない、なんてことはないと思います。少年法の理念以前の問題であり、結局、話題作りのひとつ、売るための宣伝のひとつなのかな、と思わざるを得ません。