なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

気が楽になるかもしれない言葉

 今日は1年をともに苦労した仕事の仲間との飲み会でした。長いようであっという間の1年でした。これでまた来年度は普通の弁護士に戻ります。
 その席で聞いた言葉で印象深かったことを書いてみます。
 弁護士の仕事は、人が何かをミスしてしまったことで生まれます。逆に言うと、だれもがきちんとしていてミスもしない世の中では、弁護士の活躍する場面はぐっと少なくなるのでしょう。そんなわけで、誰かのミスを仕事の糧としている我々は、ときに非常に精神的につらい仕事もしなくてはなりません。
 そんなとき、ある人は、「このつらい仕事も来週の今ごろには終わっている」とか「来月の今ごろにはもう済んでいる」と考えて元気を出すそうです。
 そんな話を感心しながら聞いていたところ、別の人は、先輩の弁護士から、「この世のことはどうせこの世でしか続かない」という言葉を教わったそうです。嫌なことがあったとしても、それは「あの世」にまで持って行くことはできないし、「この世」の短い人生の出来事に過ぎない、という意味なのでしょう。そう考えると、少しは気の持ち方が楽になるような気がします。深刻に悩んでも、そうでなくても、同じ時間が流れていくわけだし、自分以外の外の世界は変わらないわけです。
 明日も元気出して行こうっと。