なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

拘置所での待ち時間

 拘置所で裁判中の被告人と面会をすることがあります。東京拘置所のような巨大拘置所では、面会室もたくさんあって、システマティックに処理をしているようですが、それでもときどき、異常に待たされることがあるようです。以前、判例時報という雑誌に、待たされたあげくに面会が3分しかできなかったという事例について、国に損害賠償が命じられた事例が載っていました。
 さすがにローカルな拘置所では、それほど待たされることはないのですが、今日は1時間以上の待ち時間になりました。というのは、今日は一般面会と同じ扱いであり、月末だし週明けだしで、異常に込み合っていたのです。なぜ一般面会扱いになったかというと、面会の内容が刑事事件ではなく、通常の民事事件(それも相手方)だったからです。立ち会いも付くし、面会時間は15分に制限されるしで、待たされた割には中身の少ない面会になりました。
 でも、待ち時間の際には持って行った新書をじっくり読めました。

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

 わかったようでわからない世界のガイドブックになりそうです。