なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 遅刻が怖い

 長野県のJR篠ノ井線で、長野地検松本支部管内の40代の男性副検事が、特急しなの9号(大阪発長野行き)で松本駅を乗り過ごし、「裁判に間に合わない。電車を止めてほしい」と申し出て、通過駅で特急を緊急停車させていたことが28日分かった。JR東日本などによると、副検事は10日昼すぎ、午後1時半からの長野地裁松本支部での裁判に出廷するため、木曽福島駅から特急に乗った。

http://www.excite.co.jp/News/society/20080128141358/Kyodo_OT_CO2008012801000328.html

 いくら「副」とはいえ、さすがは国家権力。これが弁護士だったら絶対に止めてもらえないよ。
 そもそも、遅刻しそうになったら潔くあきらめて裁判所に連絡を入れて期日を変えてもらうべきですよ。
 もっとも、裁判官って、自分が都合で遅れてきても「すみません」の一言ですませるのに、弁護人や被告人だと、場合によっては始末書のようなものを書かせたりすることもありますから、この副検事も震え上がったのかもしれません。遅刻に寛容な社会であってほしくはないと思いますが、上記のような裁判所の態度も問題だと声を大にして言いたい (^^;)。