なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

まだ最高裁がある・・

 刑務所職員による暴行を調査するために弁護士が求めた受刑者との接見を拒否した広島刑務所の処分の是非が問われた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は22日、原告の広島弁護士会、被告の国双方の意見を聞く弁論期日を3月18日に指定した。接見拒否を違法として60万円の損害賠償支払いを命じた二審広島高裁判決が見直される見通しとなった。
 1、2審判決によると、広島弁護士会は1997年と98年、職員に暴行を受けたなどとする受刑者2人の人権救済申し立てを受け、所属弁護士が事実調査のため、目撃者とされる別の受刑者への接見を求めたが、刑務所に拒否された。
 当時の監獄法では、受刑者は親族以外との面会を原則禁じられていた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008012200757

 弁護士会が国を訴えるという奇想天外な訴訟は、高裁で弁護士会が勝訴していたのですが、どうやらそれが見直される(=弁護士会敗訴)になりそうです。まあ、地方の一弁護士会が国に逆らったとして、最高裁弁護士会に軍配を上げるのも難しいですよね。
 こうなったら、3月18日には最高裁に行ってきますよ!