なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

本の読み方

 基本的に、本にはどんどん線を引いたり、記号をつけたりするタイプです。そうすることで、記憶への定着率がアップするような気がするし、何よりも、あとで読み返すときにラクだからです。
 そして、特に気に入った本の場合には、読書メモをマインドマップで作っています。
 ところで、最近は、いきなり線を引くのはやめ、本の3分の1くらいを読んでみて、そこから先も面白そうな論述が続いている場合にだけ、最初に戻って線を引くようになりました。というのは、3分の1(ページ数でいえば60ページくらい)を読んでみると、だいたい、本の善し悪しが分かってくるからです。
 もちろん、60ページも読み進む前に、自分と相性が合わないことが判明したり、つまらないことが判ってしまう本もあります。そういうときは、潔く、読むのをやめて他の本を読みます。また、意外に多いのは、最初の60ページくらいで、書きたいことのエッセンスがほぼ全部出きってしまっており、あとの3分の2は付け足しだったり、前の繰り返しだったりする本です。一点豪華主義的といえば聞こえはいいですが、そういう本は、最初の3分の1だけは線が引きまくってあるものの、あとに行けば行くほど、線を引くべき箇所がなくなってきます。
 こうした本は、やがて、処分される運命にあります。狭い部屋に積んでおくスペースがなくなってくるからです。
 線が引いてあると、とたんに古本の処分が難しくなり、ゴミと化してしまうおそれがあります。慎重を期して、とっておく価値のあると判断した本にだけ、線を引くようにしています。
 ということで、本のマーキングについては、冒頭3分の1までは付箋を使っています。