なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

総理辞任、もう何を書いていいのやら

 夕方、出先のモスバーガーでゆっくりと巡回をしようと、typeUを立ち上げました。ふと見ると、安倍総理が辞任するというニュースが流れています。それから後は、ケータイのはてなアンテナのモバイル版でアンテナをチェックしつつ、typeUのほうでニュースサイトを読みました(^^;)。
 それにしても、このタイミングは最悪でしたね。新しい内閣を作り、東南アジア歴訪を終え、国会の所信表明演説を終え、その直後に辞任とは。海外(とくに直前に会談したところ)は呆れているんじゃないでしょうか。「職を賭する」というのは、「辞めてやる」というのではなく、「辞める覚悟で事にあたる」という意味じゃないんですか。
 それに、後継総理が決まっても、どのみち参院でのねじれ現象は解消されないんだし、安倍さんがここで辞任することで事態の打開になるとはとても思えないんですが。
 結局、1年しか持たなかった内閣で彼がやったことは、国民投票法案や教育基本法改正など、国民生活とはかけ離れた理念的なものばかり。こうしたことだけに夢中になり、あげくは、テロ特措法で立ち往生して玉砕。「戦後レジームからの脱却」を追い求めるばかりに、足下を見失った総理が長続きするはずはありませんね。
 次の内閣には、もうちょっと地道な課題をコツコツやり遂げる人に担当してもらいたいところです。