なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

サラ金を消費者金融と言い換えること

 週刊新潮によれば、フジテレビのマニュアルでは、「サラ金」は「消費者金融」と呼び代えることになっているようです。フジに限らず、最近は「サラ金」という言葉をあまり聞きませんね。
 しかし、以前の「サラ金地獄」という言葉に象徴されるように、業者は一貫して高金利を取りつづけ、違法な取り立てや一家離散、自殺といった悲劇が今も形を変えながら繰り返されています。そうしてみると、今の武富士アイフルのやり方は、まさしく、かつての「サラ金」とまったく同じであって、彼らを当時と同じく「サラ金」と称することは、ものごとの本質をとらえたものだと思います。
 これを無理やり、「消費者金融」という分けの分からない語に換えてしまうことは、まさしくサラ金業者のイメージ戦略にほかならないのです。テレビを初めとするマスコミは、サラ金業界から多大な広告料を頂戴しているわけで、彼らの意に反する呼び方などできないのは当然のことです。
 プロミスと三洋信販が統合するとかで、また巨大なサラ金業者が誕生しようとしています。彼らがどのような商法を繰り広げていくのか、もっと注目していく必要がありそうです。
 そういえば、サラ金業者のCMにはグラビアアイドルが多く、そのバストのサイズは業者の規模に比例するという研究結果もあるようです。プロミスと三洋信販が統合して業界1位になったとしたら、誰をCMに使うのでしょうか(+_+) \バキッ。
http://news.livedoor.com/article/detail/3080503/