なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 民間刑務所、監視はIT カメラ2百台・ICタグ 山口

 一般の刑務所の場合、受刑者が建物の間などを移動する時は刑務官が付き添うが、ここでは受刑者だけで移動する。

 その代わりに「電子の目」が見張る。監視カメラは200台以上。受刑者の上着にはICタグがついており、中央警備室のモニターで居場所を把握できる。護送の時は、全地球測位システム(GPS)などを使って位置を確認できる、警備会社セコムの「ココセコム」を使う。

 センターの整備と運営はセコムなど9社の企業グループが落札。これらの企業で作る特別目的会社「社会復帰サポート美祢(SRS)」が05年に国と20年間の事業契約を結んだ。5月中旬に収容が始まり、刑期が短い初犯者100人以上が入所した。

http://www.asahi.com/national/update/0609/TKY200706090182.html

 これまでの刑務所は、なぜか軍隊式行進を行っていて、時代錯誤も甚だしいところがありました。
 電子監視とはいえ、そうした訳のわからない制約がなくなって、ふつうの社会に近い生活が営めるというのは、それなりの進歩だと思います。変に軍隊式の規律を持ち込むから、暴力団などが威張って新入をいじめるなんてことがまかり通るのではないでしょうか。
 美祢の民間刑務所は、1000人規模の設備です。初犯者ばかりを集めた施設で、管理する側にとってもやりやすいところでしょう。まだ100人ちょっとしか収容されていないようですので、これから真価が問われるといったところですね。