なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

よくある文章読本ではなく

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

 この日記ではちょくちょく紹介している日垣隆の著書。今回は幻冬舎新書の1冊を紹介します。
 いわゆる文章術の本といえば、大家(たとえば谷崎潤一郎とか)が書いたありがたい本が多いですね。もちろん、いわゆる美文名文を書こうというひとは、そうした本を押さえておくことは必須でしょう。
 ですが、この本は、そうした観点よりも、いかにわかりやすい文章を書くかであるとか、ブログなどのネット上での表現・見せ方の工夫であるとか、そうした視点から説明がされています。書いてあることはとくに奇をてらったようなものはなく、素直にうなづける指摘が中心で、日垣隆が初めてとか、彼の著作にアレルギーがあるという人でも、気軽に読めて味わえるのではないでしょうか。
 そういえば、この本で著者が述べていることのひとつに、「同じ文末が続くのを避ける」というものがあります。たとえば、「〜です。」という文章のすぐあとに、また「〜です。」という文章を続けない、というものです。同じ文末が続くと単調になってしまい、読み手のリズムが悪くなってしまう、ということなのでしょう。なるほど。
 σ(^^)もそれを見習って、ここ半月ほどの日記では、意識して同じ文末を繰り返さないようにしてみました。
 はたしてうまくいっているでしょうか。