なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

これが安部総理の考える「美しい国」か

 法務省は27日、3人の死刑を執行した。長勢法相の就任以降では、06年12月25日の4人に続き2度目。執行された3人はすべて男性。

 関係者によると、執行されたのは、兵庫県内でゲーム機とばくに凝った末にサラ金の借金返済に困って同僚の妻子を殺害し、健康保険証を奪うなど強盗殺人や死体遺棄をした兵庫県赤穂市の元工員名田幸作死刑囚。香川県内のポルノショップで女性店員の応対に腹を立てて包丁で刺殺、売上金5万円を盗んだほか、91年までに徳島、東京、神奈川でも3人を殺害するなどした元工員田中(旧姓・宮下)政弘死刑囚。福岡県内で保険金目的で男女2人を果物ナイフで刺すなどして殺害し、遺体を置いた男性の車にガソリンをかけ、放火するなどした無職小田義勝死刑囚の計3人。

 06年12月25日の死刑執行では、杉浦前法相が在任中に死刑執行命令書への署名を拒否したまま任期を終えたため、執行は南野法相時代の05年9月以来1年3カ月ぶりだったが、今回はそれに続く2度目。

http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY200704270104.html

 これまでは国会開会中は避けるという不文律がありましたが、それも破った形になりました。
 憲法改正国民投票法案を強行採決したり、集団的自衛権の行使について政府として検討を始めるなど、やりたい放題にやり始めましたね。そのうち、米国産の牛肉もどんどん輸入されるだろうし。これが総理のいう「美しい国」の姿なんでしょうか。伊藤市長が狙撃されてもなんの反応も示さないのに。
 とはいえ、自分が訪米中に死刑を執行させるというのは、やはり少し後ろめたさがあるんでしょうかwww。