青森刑務所の看守２人を懲戒処分

　青森刑務所は２日、差し入れの菓子を受刑者に食べさせたなどとして、男性看守二人を服務規律違反で同日付の減給処分とした。

　同刑務所によると、受刑者への飲食物の差し入れは一切禁止されているにもかかわらず、男性看守（２８）は２００６年２月１４日から同年５月１８日までの間、受刑者四人に小包で届いた差し入れに同封されていた菓子を計五回にわたって食べさせた。
　看守は不正な差し入れとして返送するよう受刑者に促したが、受刑者が聞き入れず、仕方なく一個だけ許可したという。

http://www.mutusinpou.co.jp/news/07030306.html

　そもそも、受刑者に届いた荷物は、係官が検閲して、問題がないことを確認してから本人に渡します。ですから、看守が確認した段階で、本人に渡さなければいいわけで、「受刑者が聞き入れなかった」からというのはまったくの詭弁というほかはありませんね。しかも、こうした行為を受刑者4名に行っていたというのは、まさしく確信犯であり、受刑者と大きく癒着していることは明らかでしょう。
　結論は減給処分で、この刑務官は退職したということです。退職するのは当然であり、懲戒免職でもおかしくないのではないかと思いますよ。