なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 元裁判官がストーカー 事務員に迷惑メール 損害賠償命令(神戸新聞)

 神戸地裁尼崎支部の裁判官からセクハラやストーカー行為を受けて退職を余儀なくされたとして、同支部事務員だった三十代の女性が、退官して京都弁護士会所属の弁護士になった元裁判官(49)に慰謝料など六百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が三十日、京都地裁であった。山下寛裁判長は元裁判官の行為の一部を「ストーカー行為に当たる」と認め、十一万円の支払いを命じた。

 判決によると二人は二〇〇三年十一月ごろからメールやプレゼントをやり取りし、元裁判官は毎日のように「愛している」などのメールを送った。女性は〇四年五月に退職。神戸地裁に苦情を申し立てたが、元裁判官はその後も交際を求めるメールなどを送り続けた。

 山下裁判長は苦情申し立て後のメール送信のみを「ストーカー行為」と認定した。それ以前のやり取りは、女性が送ったメールなどから「不法行為とまでは言えない」とし、女性が主張したセクハラ行為や退職との因果関係は否定した。

 元裁判官は〇四年十二月に神戸地裁から厳重注意処分を受け、その後、退官した。

 民事事件なので実名報道はされないということでしょうか。
 こんなヤメ判を受け入れてしまった京都弁護士会も災難ですね。
 それにしても、2003年11月ころからプレゼントやメール攻勢が始まり、この被害者の事務官は2004年5月に退職したというのに、彼の行為と女性の退職に因果関係がないという判断は大いに疑問ですね。やはり裁判官の身内意識で、どうしても言い訳のできないところに限定して責任を認めたということなのでしょうね。