なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

ライブドア事件、粉飾容疑で再逮捕へ 堀江前社長ら

ライブドア(LD)前社長の堀江貴文容疑者(33)らによる証券取引法違反事件で、スイスに本拠を置く国際金融機関の関連法人がLDのダミーとして投資事業組合に出資したり、LDの関連会社株を秘密裏に売買したりして粉飾決算のための資金還流工作に深く関与していたことが分かった。東京地検特捜部は、LD本体の粉飾決算の疑いが強まったとして堀江前社長らを証取法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で来週前半にも再逮捕する方針を固め、海外資金の流れの解明を進めている。

 堀江前社長らは証取法違反(偽計取引、風説の流布)容疑で逮捕され、13日に起訴される見通し。

 犯罪がたくさんあれば、そのそれぞれを立件するのが検察官の役目だし、こうして再逮捕が繰り返されるのもやむを得ない気もする。
 ただ、人質司法といわれるように、こうやって長期間身柄を拘束し続け、長期戦に持ち込んで自白を迫ろうとする今の捜査のやり方が、このままでよいとはとても思えないわけ。
 どのみちホリエモン自身は否認して、調書もとらせないという戦術を繰り返しているわけだしね。
 欧米のように、起訴前に保釈がなされるようなシステムは導入できないものでしょうか。このように、容疑者と捜査側に鋭い見解の相違があるような事件では、身柄を抑えて自白を迫るというやり方はいかにも人道的とは思えないのだが。
 もちろん、逃亡や証拠隠滅は防止しないといけないが,そのために、捜査機関も大量の資料を押収したりしているのだし、そのあたりの工夫はいくらでもできそうなきがします。