裁判所構内撮影禁止の怪

　ホームグラウンドにしている裁判所の敷地には、立派な木が立っています。なんという名前の木なのかは不明ですが、目測で20メートルくらいある大木です。
　その木は、この時期になると、てっぺんの方から紅葉してきて、なかなか美しい色に変わっていきます。ということで、秋にはこの木を撮影するのがここ何年かのマイ行事になっているので、今日も裁判のついでにちょっと撮影していました。そうしたところ、守衛さんがつかつかとやってきて・・・、
守「裁判所構内は撮影禁止ですよ」
俺「いや、この木を撮影しているだけなんで」
守（やや大きな声で）「だから、構内は撮影禁止なんですよ」
俺「法廷の中をとっている訳ではないですよね。木だけでもだめですか」
守（大きな声で）「とにかく構内は撮影禁止です」
　ううむ。なぜ立ち木１本を撮っているだけでこのようにうるさくいわれねばならないのだろうか。そりゃ、裁判所の敷地内ですから、「構内」には違いないのだろうが。
　もう少し自分の機嫌が悪いときなら、「責任者（所長？）を出せ」とか「禁止の根拠を示せ」とか、「撮影許可申請をするから用紙をよこせ」とか言ったかもしれませんが、ホームグラウンドでもあることだし、おとなしく引き下がりました(^^;)。
　しかし、構内が撮影禁止になっている実質的な理由は、裁判関係者のプライバシーを保護したり、（あるとすれば）法廷の威厳を守るというところにあるのでしょう。
　だとすれば、そんなものとは無関係な、立ち木の撮影については、そのままスルーして放任してくれても良さそうなものですが。もちろん、敷地の外からも撮れるのですが、柵があったりとか、アングル的にどうもうまくないので。
　こんなことで、市民に開かれた裁判所といえるのかしら？
　ということで、裁判所構内で撮った写真はこれ。

　こちらは去年の写真（これは外から？）
　http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/n/narushisu/20041215/20041215101620.jpg