なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

アマゾンの書評(カスタマーレビュー)

 アマゾンでは、個々の本にカスタマーレビューのコーナーがあり、「おすすめ度」をつけることができます。この評価を基準に購入する人も少なくないでしょう。たとえば、上で紹介した本ですが、「刑法・・」のほうはレビューが6人、評価は★4つ半です。「バカのための・・」は、レビューが16人、評価は★4つとなっています。まあまあの評価でしょうか。
 ところで、この評価ですが、イデオロギーがからむ本になると、その評者の立場が入り乱れて、ものすごいことになります。たとえば、「南京事件証拠写真」を検証する」という本がありますが、レビューは84もあって、評価は★3つ半。ただ、★5つ(満点)をつける人もいれば、★1つというひともいて、喧々諤々の論争になっています。
 ただ、低評価をつけている人のレビューをみると、「電波右翼.Not worth reading. 」だけというものであったり、「検証はかなり牽強付会な類推を含むものだし、論理展開にもクビをひねる箇所が多い。個人的には、学術的なレベルの検証とは言えず、一つの読み物の域を出ないものと思われる。」とか、具体例を示さないままの批判のための批判にすぎないものもあります。
 こういう勘違いレビューワーのコメントは排除できないものでしょうか?
 作家の日垣隆メールマガジンの中で、同種の感想(氏が対象とした本は上記のものではないけど)を書いていますが、物書きの側からみると、こうした批判に基づいて低評価をされ、それが堂々とwebでちらかされるのは(もちろんレビューワーは匿名)、我慢ならないことなのではないかと思います。
南京事件「証拠写真」を検証する