大学教授になった弁護士

　街を歩いていたら、弁護士をやめて地元の国立大学の教授に転身したひとにばったり会いました。年はぼくよりも２、３歳しか違わないはずで（彼が年上）、その思い切った選択には、当時、みんながびっくりしたものです。もともと学者肌で、学問的な議論が好きな人ではあったのですが、すっぱりとした思い切りのよさはうらやましくもありました。
　久しぶり（１年ぶりくらい？）にあった彼は、大学の先生らしく非常にラフな格好で、女子学生に囲まれて生活しているせいか、弁護士時代よりも若々しく、格好良くなっていました。
　いつまでも彼のように溌剌としていたいものです。