なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

中島孝志「大人の説明術」

大人の説明術

大人の説明術

 中島孝志さんの本は、とにかくたくさん出ています。σ(^^)にとっては、なんだかあたり外れがとても大きいライターさんというイメージです。面白い本は面白いのですが、その反面、つまらない本はつまらない。もっとも、1冊丸々つまらないと感じることは少なく、「役に立つページが数ページしかなく、あとの200ページはどこかで読んだ話の繰り返し」と感じることが多いのです。
 前置きが長くなりましたが、この本は、どちらかといえば後者に属するかしら?
 図書館で借りて読んだので、けっこう気楽に読めたし、説明の極意は相手に「安心」と「快感」を与えることだという著者の意気込みも伝わってくるのですが、「目からウロコ」というところに乏しいのがちょっと物足りないところです。新幹線の中で2時間程度でサラッと流し読みするには良い本かも。そういう意味では文庫本として安く供給してほしかったです。