なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

被告に逆転有罪判決 自白の信用性認める 東京高裁(毎日新聞)

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040219k0000e040064000c.html

高裁判決は「体を触られている間、被告がずっと後ろに密着していた」との被害者の供述について、「具体的、詳細で十分に信用できる」と述べた。

具体的だとか詳細だとか、こういう裁判官の主観に近いもので有罪かどうかを決めるのはやめて欲しいですね。裁判所は、目撃者など客観的な証拠に乏しい事件では、必ずこのようなセリフを口にします。もっとほかに説得力のある判示はできないのでしょうか。このような理由で有罪にされても、被告人は絶対に納得しないと思いますが。