なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 違法拘置:少年を3日間余分に 水戸地検(毎日新聞)

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040121k0000e040023002c.html

水戸地裁が認めた拘置延長期間は7日間だったが、担当検察官らが請求通り10日間認められたと思い込んだのが原因。重大な人権侵害があったとして、担当検事が法務大臣戒告処分となり、水戸地検は渋佐慎吾次席検事らを訓告処分などにした。また東京高検は当時の五島幸雄検事正(現京都地検検事正)を訓告処分にした。
(中略)地検は少年を呼び、渋佐次席が経緯を説明して謝罪したという。

出向いて謝罪するのが筋ではないでしょうか。ついでにいえば、弁護士は検察官の手持ち証拠を見るのにわざわざ検察庁まで行き、コピーするときは弁護士の自費でやりますが、検察官が弁護士の手持ち証拠を見るときは、弁護士に(というか事務員に)写しを持ってこさせます(つまり費用はこちら持ち)。本来は対等の当事者のはずですが、お上の体質が抜けきっていないのですね。