なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

SL-C860のアドレス帳を試す

 引き続いて、アドレス帳を見てみます。こちらも、ハードウェア自体にワンタッチキーがついているので、起動は簡単です。
 ただ、自分的には、アドレス帳の使用頻度はそんなに高くないんです。というのも、出先で住所や電話番号を調べてアクションを起こす、ということがあまりないのです。弁護士の中には、携帯電話を持ち歩き、依頼者からダイレクトで連絡が入ってくるという人もいます。いわば、「困ったときにはいつでも弁護士に連絡がつく」というのを売りにしているタイプの人たちです。もちろん、営業的にはそのようなスタンスは見習うべきかもしれませんが、わたしは嫌ですね。したがって、依頼者には基本的に携帯の番号を教えませんし、こちらからかけるときも、非通知にします。通知でないと出てくれない人の場合には、事務所からかけます。
 小職はこのようなタイプの人間なので、携帯電話のメモリにも限られた人の番号しか登録されていないし、アドレス帳を出先で使うことも月に1度あるかどうか、という感じです。
 ただ、デスクトップではよく使います。基本的には、電話をする時点で、「この人(会社)には、今後数回は電話するようになるだろう」と感じた場合は、アドレス帳に登録してしまいます。うっかりそこら辺にメモ書きすると、必ずなくしてしまうものですから。ですので、デスクトップと同期して持ち歩ける、というのは、結構便利に思います。出先から事務員に、いちいち確認する必要が省けますし、精神衛生上も安心です。
 さて、本題に入ります。C860のアドレス帳は、大変よくできていると感じます。起動すると、うえに「あかさたな・・・」というタブが並び、そこからあ行、か行、という形での呼び出しが簡単にできます。これは、palm標準のアドレス帳にはない便利さです。タブの下には、1行1名で、一覧表が並ぶ形式ですが、そこに表示できるのは、デフォルトの設定だと、氏名、自宅電話番号、携帯電話番号の3種です。番号の部分はカスタマイズが可能ですが、ほとんどこれで用が足ります。氏名の部分をタップすれば、詳細画面に切り替わりますが、詳細画面を使う必要は住所の確認などのシーン以外は、あまりないでしょう。
 新規のデータ入力も、氏名にはふりがなが自動でふられるなど、使い勝手は良好です。ここでメールアドレスを入力しておくと、メールの際のアドレス帳としてそのまま使用できます。これも便利です。
 全体の動作も、スケジューラよりはきびきびとしているように思いました。