なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

Gmailの迷惑メール処理に疑問

 このところ、どうも挙動がおかしく感じます。
 迷惑メールとしてフラグをつけられたメールが、そのままごっそり削除されてなくなっています。
 たとえば、ぼくの迷惑メールフォルダを見ると、11月4日に受信したメールの次が、今日(6日)の19時53分に受信したメールになっています。
 この間、迷惑メールがきていないということは絶対になく、また、今日の朝、メールチェックをしたときにも、多くのメールが迷惑メールフォルダに放り込まれていることを確認しています。ということは、何らかの理由で、今日の19時53分よりちょっと前に、迷惑メールフォルダ内の2日分のメールが、消失してしまったと推測されます。
 まあ、どうせ迷惑メールなので、なくなっても実害は多分ないのですが、こうしたことは、11月1日ころにもあったばかりで、どうもシステムの信用性に疑問が出てきます。
 今のところ、メインのプロバイダに届いたメールの全部をGmailに転送する設定にしていますが、通常のメーラーでもきちんと受信作業をして、誤って迷惑メールとして処理されたものがないかどうか、確認しておいたほうがよさそうです。

今年は「現代用語の基礎知識」


 いつもは1年おきに買っているこの種の事典。今年は、昨年に引き続いて買ってみました。
 毎年、日垣隆という作家がメルマガで3種の事典の比較をするのですが、ことしは「現代用語の基礎知識」がすぐれているとのこと。だからというわけではありませんが、σ(^^)もそれに倣ってみました。
 現代用語の基礎知識は、他のイミダスなどと比べると、一回り小さいのですが、どうやら値段はいっしょみたい。やや損をした気分になりますが、実際に引いてみると、このコンパクトさが結構、いい感じです。つまり、ちょっと引いてみよう、というお気軽さがあるのです。逆に、イミダスや知恵蔵は、よっこらしょという感じで、ちょっとおっくうでした。
 さて、肝心の中身ですが、これも侮れません。
 たとえば、今日もニュースを賑わしていた宇和島の生体腎移植事件。この本で、該当箇所(951頁以下)を引いてみましょう。これに関する用語は、「生命倫理用語の解説」という箇所にまとめられています。このネーミングもまずまずですね。これが単に「医学」なんかだととたんに引く気が失せますしね。
 そして、冒頭には、「生命倫理をめぐる現状と展望」として、今年の1月の韓国でのクローン胚データ捏造事件、4月の射水市民病院安楽死事件、4月の渡航移植に関する厚労省の報告書などが概観されています。
 次のページには、「生命倫理がわかる注目語」として、「富山県射水市民病院事件」、「海外渡航移植」、「人・クローン胚」が取り上げられ、詳細に解説されています。宇和島の生体腎移植事件そのもののは、もちろん、編集の時期の都合で取り上げられていませんが、本文の用語の解説欄で「生体移植」という項目があり、「親族からの生体移植が盛んに行われている」、「生体移植に関しては法的規制が存在せず、日本移植学会の倫理指針があるだけである。03年の学会指針改定では、親族だけでなく、友人などからの移植も例外的に認めるとしたが、臓器売買の危険性が指摘されている」とかなり的確な記述が見られます。
 もちろん、知恵蔵やイミダスを引いて比べたわけではありませんが、現代用語の基礎知識も、かなりがんばっているのではないでしょうか。
現代用語の基礎知識2007