なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

Narrative Clip 2 の開発元が清算へ

 今年の6月に届いて以降,毎日のように使っているウェアラブルカメラのNarrative clip 2。
 このカメラを開発しているスウェーデンのNarrative社から,突然メールが来ました。
 重要なお知らせというタイトルだったので,ファームウェアのアップデートでもあったのかと期待しながら開いてみると,驚いたことに,同社が今後の開発や販売を断念し,自主的に廃業するという知らせでした。
 このカメラ,何もしなくても30秒に1枚の写真を撮り続けてくれるというもので,胸ポケットなどに挿しても使えるという超お手軽なライフログ用のカメラでした。ただ,本体にはレンズのほかには目立ったスイッチも突起もなく,液晶画面などというものはありません。撮った写真はどうやって見るのかといえば,Wi-Fiに繋いで写真を専用のサーバーにアップロードして,これまた専用のアプリで閲覧する(その際にローカルにダウンロードもできる)というものでした。
 ところが,このような仕様だと,専用のサーバーやアプリの提供が止まってしまうと,撮った写真がまったく見られないという事態になります。現在,同社のウェブサイトではとくになんの告知も行われていませんが,Facebookの公式グループのページでは,悲鳴にも似た書き込みが続々とされています。そこには,Narrative社のサポートの人かエンジニアの人か分かりませんが,いわゆる「中の人」もいらっしゃるようで,近日中に,サーバーから一括でダウンロードするアプリを提供すると告知しています。
 ぼくとしては,カメラ本体のメモリに格納された写真を,専用のサーバーを介さずに,直接,USBケーブルでPCに繋いで,そのままローカルにダウンロードするアプリが欲しいと思っています。そうすれば,サーバーの運用が止まったり,アプリの更新が止まったとしても,現状のままでしばらく使用することはできると思うので。「中の人」のコメントによれば,今後,提供される予定のツールには,その機能も含まれているとのこと。
 いつのことになるのか分かりませんが,しばらくはFacebookの公式グループをチェックしておく必要がありそうです。
The World's Most Wearable HD Video Camera - Narrative Clip 2