なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

モバイルプラザの移転と再開と

 palmと言っても,最近の人はなんのことかさっぱりわからないでしょうが,ザウルスやclieなら知ってますか?
 今のようにスマートフォンや常時接続などがなかった時代には,外出先でネットを見たり,連絡先を管理したり,todoリストを作ったりすることは簡単ではありませんでした。当時から,手のひらに載るサイズの端末はいくつも作られていましたが,それをパソコンのデータと同期させるのはけっこうたいへんでした。もちろん,「クラウド」という考え方もなかったので,パソコンに保存したデータと端末に保存したデータをケーブルなどで直結して,同期処理をさせるのです。これがうまくできたりできなかったり様々で,端末やパソコン本体を買い換えたり増設したりした場合にもいろいろ障害がでるなど,それはもう,筆舌に尽くしがたいほどの苦労があったのです(^^;。
 そんな時代から,モバイラーの心をつかんで離さなかったマニアックなショップ「モバイルプラザ」。ぼくもそこでTungstenCという端末を買ったり日本語化したり,バッテリを交換してもらったりなど,通販でもリアル店舗でもとてもお世話になっていました。ただ,末広町からちょっと歩くという立地の悪さもあり,スマートフォンが当たり前にどの店でも売られるようになってからは,足を運ばなくなっていました。また,同店のネットショップやメールマガジンも,いつの間にか見なくなってしまいました。店長セールなど面白い企画がいろいろあったんですけどね・・・。
 そんな中,ふと,「モバイルプラザ」はまだ営業しているのだろうかと気になり,ネットをさまよってみたところ,どうやら,いったん閉店して,また再開した様子です。
kaleidalabs.blog
 今度は,割と秋葉原駅に近いところのようです。
 いまや,スマートフォンのアクセサリやカバー類などは,どのショップにも置いてあるし,ネットショップも多くあります。そんな中,わざわざモバイル専門店で何を買えばいいのか,自分でもよく分かりません。
 ですが,今,こうしてスマートフォンをいじっているのも,はてなブログでちょこちょこ書き込みをしているのも,すべてはモバイラーとしての短くない経歴(?)があってこそだと思うのです。twitterinstagramなどでは,当時から繋がっている人も少なくないですし。
 そういう意味で,経緯はどうあれ,モバイラーの聖地と言われた「モバイルプラザ」が再開したことは喜びたいと思いますし,次回の上京の際には,お店を覗いてみようと楽しみにしているところです。

fitbitで睡眠時間を計測してみた


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 ここ2年ほど、リストバンド型の活動量計のfitbit chargeを使って睡眠時間のログを取っています。

目標睡眠時間としては6.3時間を設定しているのですが、こうしてみると、ほとんど達成できていません。しかも、確定申告時期に爆睡したり、間に合わなくなって深夜まで作業したり、不安定なことこのうえない感じです。

おかげで、新幹線や高速バスなどの移動時間はほとんど寝る時間になってしまいました。

fitbitのログはかなり精密で、そのような移動中のうたた寝時間は、睡眠時間としては認識されません。本人としては寝た気になっていても、当然、落ち着いた状態ではないわけですから、これはこれで、カウントしないのが正確だと思っています。

明日から3連休という人も多いかと思いますが、そうもいかないのが不自由業の辛いところ。せめて睡眠時間の目標は達成したいと思っています。

伊坂幸太郎の「まなざし」と仙台の街について

 温かいような寒いようなそんな毎日が,当地でも続いています。明日は県境を越えたところにある刑務所を見学に行く予定ですが,ひょっとすると雪が降るかもしれないと,テレビの気象予報士がしゃべっています。
 もうすぐ春がくるという季節には,なぜだか急に伊坂幸太郎の小説を読みたくなります。
 伊坂幸太郎といえば,その小説の多くが仙台を舞台にしていることで知られています。伊坂幸太郎の書く物語には,放火犯や銀行強盗といった「犯罪をする側」の人間がたびたび登場しますが,彼らが犯罪をしてまで守ろうとしたとてつもなく大切ものが,たしかにこの世の中に存在するのだということを,ぼくらは痛感させられることになります。伊坂幸太郎の作品が,たんなるエンターテインメントとしてのクライムノベルや,通俗的なミステリとも一線を画しているように感じられるのは,きっと,彼の持つ「まなざし」の優しさに由来するのだろうと,ぼくは思います。
 そして,伊坂幸太郎のその優しい「まなざし」の中には,いつも仙台の街が存在しています。伊坂幸太郎が愛して止まない仙台の街を,ぼくたちは伊坂幸太郎の目を通して知ることになります。伊坂幸太郎の描く仙台の街は,もちろん東北随一の都会であり,華やかさや洗練された文化も持っているけれども,やはりどこか地方都市ならではの寂しさもあって,そこに暮らす大勢の人たちも,それぞれに愛すべき人がいる一方で孤独を抱えながら生きていているような,そうした日常が妙にリアルに感じられます。仙台は東北地方にあるから気温は低いが,太平洋沿いなので雪は少ない。コインの表があれば必ず裏があるように,人の心にも愛と憎しみが同居していて,ときとしてそれが「犯罪をする側」とされる側の逆転現象をもたらす――だからこそ,伊坂幸太郎の作品は仙台を抜きにしては語れないように思うのです。
 たとえば,村上春樹の書く小説にも,原宿や六本木,新宿や名古屋といった地名はごく普通に登場するのだけれども,それでは「原宿」を「代官山」に,「名古屋」を「大阪」に置き換えると小説自体がなり立たないのかといえば,決してそんなことはないような気がします。こんなことを書くと,ハルキストからは叱られそうだけど,村上春樹の描く小説の舞台は,必ずしもそこに登場する地名と密接不可分に結びついているものではないと思われます。村上春樹の小説のほとんどが多言語に訳され,広く世界で愛されているというのも,きっと,村上春樹が描く世界観そのものが,日本という土地を離れても成り立ちうるからに違いない。

 だがしかし,伊坂幸太郎の作品の舞台を,例えば別の地方都市である福岡や札幌に移してみたとしても,どこかしっくりこないものがあるのではないかと思う。それほどまでに,伊坂の作品は仙台と結びついているように思うし,仙台の街は,伊坂幸太郎の目を通してみることで,いっそう,その魅力をかき立てられているように感じます。
 だからぼくは,仙台の人たちが羨ましい。そんなふうに一人の作家に強く愛され,作品の舞台となっている街は,仙台以外には見当たらないと思うから。
重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

 

アートなカフェでコーヒーを飲んで陶芸作品と焼酎をいただいた話

 今日は東京に出張で来ています。
 出張の際のほとんど唯一の楽しみは,夜に出歩くことですよね。
 とはいえ,もともと下戸なうえに,アウェイな街で間違ってヘンな店に入るのも嫌なので,深夜は避けて,午後7時から8時くらいに出かけることにしています。この時間帯は,まだ酔っぱらいも客引きも少ないし,朝から開いている店も,夜から開けるお店も,ちょうどお客が少ない時間帯で,何かと好都合なんですよね。
 さて,今夜の宿は赤坂。赤坂といっても,溜池山王に近いあたりで,赤坂見附まではいかない感じ。いつも赤坂に来るたびに思いますが,妙に韓国料理のお店が多いですよね。でも,ぼっちで韓国料理を食べるのも,そういうお店に一見で入るのも,ちょっとリスク高そうなので,たまたま見つけたアートなギャラリー&カフェでコーヒーをいただくことにしました。
 お店の名前は「Jalona(ジャローナ)」。なんだか広島弁みたいな安心感がありますよね。お店は地下にあるので,「後戻りできない感」に包まれながら,階段を降ります。
www.jalona.jp
 扉を開けて中に入ると,すぐ左手にギャラリースペース。右手がカフェコーナーになっていますが,思っていたよりはカフェコーナーが狭い。まあ,お客さんはぼくしかいなかったので,別に広々としていなくても無問題なんですが。
 予定どおりコーヒーを注文したあと,店内をくるりと見回すと,店内には陶芸作家さんと思われる女性お二人とマスターが談笑していらっしゃるご様子。あとでわかったのですが,ギャラリースペースの営業時間は19時までになっているので,ちょうどお帰りになるところだったようです。でも,そのおかげで,誰もいなくなったギャラリースペースを,心置きなく眺められたのは幸いでした。
 たまたま,今週のギャラリーイベントは,「動・植・彩・陶 矢島幸代 渡邊路代 陶展」というもので,二人の女性作家さんが作られた動物モチーフの陶器がいっぱい。お茶碗やお湯呑みは,すでに家にたくさんあるので,今回は,ちょっとしたぐい飲み代わりになりそうな小さめのカップをおそろいで買ってみました。ついでに,ムスメのために小鳥モチーフのミニブローチも。
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 お店のご主人に「これで焼酎のお湯割りでも呑もうと思うんですよね」とかお話しをしていたところ,ご主人が種子島の出身ということで,秘蔵の(?)芋焼酎をサービスでいただいてしまいました。種子島って,もちろん,行ったことはありませんが,お芋の産地なんでしょうから,美味しくないはずがありませんよね。ロックで呑ませてもらいましたが,甘くていい香りがしました。
www.tanegasima.co.jp
 ということで,コーヒーを1杯いただきに来たつもりが,気がつけばアート作品を持ち帰り,焼酎を呑んで足どりも軽やかになり,無事にホテルにチェックイン。いただいたイベントカードを見ると,火曜日から土曜日までの5日間限定の展示だったようで,「人の縁とは不思議なもので・・・♫」というグレープの名曲が頭の中でリフレインしているところです。

縁切寺

縁切寺

 なかなか楽しいお店でしたので,皆さんもどうぞ!

読書メモや読書ノートに向かない本

 読書術というジャンルの本を読むと、本を読んだらメモやノートを作ることを推進しているものがとても多い。目次だけ見て2割を読んで8割を捨てろとか、拾い読みで十分とかいう論者も多い。

 さすがに小説などをそうやって読む人はいないと思うけど、よくできたノンフィクションもそうだと感じる。

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 例えば、いま読んでいるのは「ボクシングと大東亜」という本。もともとぼくは、ボクシングにほとんど興味はなく、ファイティング原田も名前しか知らないくらい。そんなぼくでも、こういった綿密な取材や参考文献の読み込みを経て書かれたノンフィクションには、思わず引き込まれる。大げさにいえば、全ての文章に意味があり、驚きがあり、自分にとっての新しい知識になる感覚がある。線を引こうものなら、全部の箇所に引かなければならず、ノートを作るなら、全文を写さなければならないような本。そして、引用されている膨大な参考文献にも目を通したくなる。

 げに読書というのは恐ろしいもので、仕事で忙しいときにうっかりよくできた本を手に取ると、自分で自分の首を絞めることになっちゃいますね。

 

ボクシングと大東亜 東洋選手権と戦後アジア外交

ボクシングと大東亜 東洋選手権と戦後アジア外交

 

 

 

ほぼ日手帳WEEKSの汚れ具合

 昨年から,スケジュールを書き留めるのに,ほぼ日手帳WEEKSを使い始めました。
 わが業界は,多くのお役所と同じく,4月が年度替わりになっているので,4月始まり版を使っています。2月1日にならないと発売にならないのですが,1月の段階で既に4月のスケジュールがいくつか決まり初めて焦っていました。
 今年(2017年4月から)は,「タイ&チーフ」シリーズの猫柄。
www.1101.com
 ピンクを持つと女子っぽいとか,女子ウケを狙ってあざといとか(たまに)言われますけど,カバンの中で目立つので,すぐ探し出してぱっと開くのに最適なんですよ。なので昨年は黄色いカバーの手帳にしましたし。
 今は勝ったばかりで鮮やかなピンク猫のカバーも,1年たったらかなり薄汚れてくるのかと思うと可哀想ですが(^^;),汚れるまで使ってこそ手帳というものだと思うので,頑張って手帳を何度も見て仕事をそつなくこなす大人になりたいです。
 そういえば,今,絶賛進行中の刑事裁判で,相手というかチームというかペアというか,そういう微妙な関係にある女性検察官も,「タイ&チーフ」シリーズのほぼ日手帳WEEKSを使ってました。彼女が使っているのは,マドラスチェックみたいな男っぽい感じがするもの。まあ,ぼくがピンクを持つのと同じような理由なのかもしれないですね。
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 そういえば,今回は,ロフトに行く時間もなく,アマゾンでは早々に売り切れ状態だったし,ほぼ日ストアでは送料が高いし,結局,ヨドバシカメラオンラインストアで買いました。今や,もっとも早くて頼りになるのがヨドバシかなぁ。

どんどんしょぼくなってしまった携帯電話の「学割」制度

わが家には,ずっとドコモで契約してきたガラケーが1台だけあります。
ムスメが小学校のころに塾に行く際,緊急連絡用として使っていたものです。
数年がたち,スマホ全盛期になりましたが,ムスメの通う学校では携帯電話の所持自体が禁止されているので,そのまま家に置いていました。
とはいうものの,これを塩漬けにしておくのももったいない話なので,ついでにiPhone7に機種変更するかMNPで他社に乗り換えることにしました。
折しも,進入学のシーズンなので,各社の学割プランも出そろっているし,iPhone7の在庫も落ち着いてきたころなので,ちょうどいいと思ったのです。
ところが,調べれば調べるほど,「学割」と称するプランは,ほとんど魅力がないように思えました。
例えばauは,段階制でパケット料金が決まる学割天国U18なんてものを打ち出していますが,結局,5GBを超えれば20GBまでは最高料金になってしまい,通常よりも500円くらい安いだけ。こちらの希望するプランでシミュレーションしてみると,MNPの場合でも月額ほぼ1万円コース。
www.au.com
ソフトバンクも似たり寄ったりで,18歳までは安いけど,それを超えると1年間だけ1000円カットというような極めて微妙な取り扱い。
www.softbank.jp
ドコモも代わり映えはしないのですが,「はじめてスマホ割」というキャンペーンと併用できるので,どうにか月額8000円くらいで収まりそう。
www.nttdocomo.co.jp
それでも,いわゆる学割プランは1年間だけ1000円カットというものなので,1年後には高くなっちゃう。
総務省の例の施策のせいで,通信料はそれほど下がらない,端末料金も下がらない,学割プランも充実せずというおかしな結果になりそうです。
なんかモヤモヤしたまま,いわゆる2年縛りの時期が終わりそう。そのままドコモにしておくのが良さそうですね。